11 3月 2020 - 12:57
イスラエル総選挙 いずれも組閣に必要な議席数に届かず

シオニスト政権イスラエルの中央選挙委員会は、第23期クネセト・イスラエル議会総選挙の公式最終結果を発表しました。

AhlulBayt News Agency (ABNA) パレスチナ情報センターによりますと、ネタニヤフ首相率いるリクード党が36議席、ガンツ氏率いる青と白連合が33議席を獲得、となっています。また、アラブリスト連合党が15議席、シャス党が9議席、イスラエル我が家党、ユダヤトーラ連合党、労働党・ゲシェル党・メレツ党連合がそれぞれ7議席、ヤミナ党が6議席を獲得しました。

この結果、ネタニヤフ首相率いる右派で計58議席を獲得したものの、新内閣の組閣に必要な61議席の獲得には至りませんでした。

情報筋によりますと、ガンツ氏率いる青と白連合党は、アヴィグドール・リーベルマン氏率いるイスラエル我が家党との連携、またアラブリスト連合党の支持を背景に、都合62議席をもって組閣を可能にしようと努力しています。

ガンツ氏は一日前から、新内閣の組閣のために両党指導者と接触し協議を開始しています。

イスラエルのリブリン大統領は、数日のうちに次期内閣の組閣担当者を決定するため、核政党との協議に臨む予定です。

今月2日に行われた総選挙は、この1年で3回を数えます。

最初の総選挙は昨年4月9日、2回目は同9月17日に行われましたが、ネタニヤフ氏、ガンツ氏ともに組閣に必要な61議席を獲得することができませんでした。